日課のマンガアプリ巡回をしている時に見つけた「何だこれ?」な漫画、男殺しの音頃さん。
サムネの画像のかわいい女の子とタイトルに釣られ、お色気系かなと思いつつ読んだら、中身は過激パロディもので衝撃を受けました。
読んだ感想は「おバカコメディでよく分からないけどそのくだらなさに惹かれる」。
最近流行りのネタをパロディまくり、まじでやりたい放題。
人によってはクソ漫画の評価を与えられるかもしれませんが、個人的には続きをもう少し読んでみたい漫画でした。
ちょっとネタバレも含みます。
男殺しの音頃さんのあらすじと感想
あらすじ
立花一平(たちばないっぺい)は高校生。そして、童貞…!
ある日、彼の通う高校に転校してきた、容姿端麗!頭脳明晰!運動力抜群!の完璧女子・音頃綺羅(おところきら)さん。
だが彼女には、大きな”ヒミツ”があった…!
令和はウーマン・リブの時代!真の女男平等ハーレムファンタジー!!
引用元:https://www.urasunday.com/otokorosan/index.html
突然転校してきた成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗な女の子とちょっと冴えない男子が親密になっていくというシチュエーション自体は恋愛系の王道展開。実は秘密があって…なんてのもよく目にする展開です。
あらすじのウーマンリブ、女男平等というキーワードがなんだかきな臭い感じ。
美少女転校生の音頃さんの秘密
実は音頃さんは女男平等運動の闘士だったのです。
1話にしてエロ体育教師の罠にはめられそうになるのですが、それは体育教師のゲスい所業の囮調査。
30代女性を馬鹿にする体育教師の言動に、音頃さんの男殺指数が限界突破、体育教師は成敗されます。
危険を省みずに体育教師に立ち向かった主人公の行動に胸を打たれた音頃さんは、主人公を同士と認め、真の女男平等社会の実現のために共に戦おうと誘うのだった。
ゲスい男と音頃さんの戦い
お話は1話ごとにゲスい男と音頃さんの戦いで進みます。
毎回登場しあの手この手で女性の自由と尊厳を脅かすゲスい男たちを音頃さんが成敗する勧善懲悪系のストーリーですね。
1話はセクハラ体育教師、2話は妊婦を突き飛ばす電車の輩、3話は炎上を仕掛けるアフィリエイター…
なんか2chのまとめとかで読んだことある人たちが敵みたいです。
敵の幹部がアカン
2〜3話ぐらい進んだところで例のごとく敵の黒幕的な連中が出てくるのですが、コイツラが悪乗り全開なデザインでした。
四紳士と書いてジェントル・クワトロと読ませるコイツラは
- 某黒の剣士のそっくりさん
- コードを持ってる仮面のそっくりさん
- 赤い彗星のそっくりさん
- おらワクワクしてきたぞのそっくりさん
で構成されています。
出版社跨いでますが大丈夫なんでしょうか…
あげくのはてにカイザーを名乗る某有名2世議員の方が出てきてしまってます。
漫画どころか政治の世界までネタにするやりたい放題っぷりに感無量です。
すごいな、この漫画。
男殺しの音頃さんの感想
お色気、ゲス男の成敗モノ、パロディ多め、絵柄は綺麗。
13話のVガンのパロディはいい感じで、ウッソっぽい人、カテジナっぽい人、シャクティっぽい人の三角関係の諍いが描かれます。
完全に似せたキャラクターで原作の名セリフを随所に盛り込みこれがすごく原作に近い雰囲気。
この漫画の過激な感じ、なんか読んだことあるなあと思ってネットで検索してみたら、「ツイフェミ版テコンダー」って呼ばれているそうですね。
やりたい放題っぷりは話が進めば進むほど激しくなっており、黙れドン太郎や彼岸島の丸太ネタなど思いつくままにやってます。
出版社に怒られないのかしら。
とにかくここまで自由な漫画は太臓もて王サーガやいぬまるだし依頼なので、結構楽しんで読んでます。
めちゃくちゃ面白いわけではないけれど、過激な内容がインパクト抜群な男殺しの音頃さん、今後も読んでみようと思います。