ゴルフ漫画、風の大地の感想です。
マンガワンで無料で読めるのでちょくちょく読み進めています。
マンガワンは1日2回、朝と夜にチケットが回復するので、通勤・退勤中の読み物にとてもおすすめです。
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ネタバレも含みますがご容赦ください。
「風の大地」のあらすじ
栃木県・鹿沼カントリー倶楽部に入ったばかりの研修生、沖田圭介。24歳という遅いスタートながら、プロゴルファーを目指すべく、練習にあけくれる日々を送る。厳しいトレーニングと、プロを目指す仲間たち、石原、笹崎、長谷川らとの研鑽の毎日。大地のように素直で風のように大きな沖田のゴルフは、すくすくと育っていく…。圧倒的な感動を呼ぶ青春大河物語ここに開幕!
引用元:ebookjapan
風の大地は小学館のビッグコミックオリジナルで1990年から連載している大長編ゴルフ漫画です。
主人公の沖田圭介は家庭の事情から有名大学を中退。24才からゴルフのプロを目指したにも関わらず、驚異の努力で1年でプロに成り、その後は世界各地のトーナメントで活躍する一流ゴルファー。
アメリカの一流のリハビリドクターに医者に「今まで見たどのプロスポーツ選手より素晴らしい肉体」と言われる程の恵まれた体、どんな境遇でもマイペースに自分のゴルフに徹する鉄の精神を持っており、まともにゴルフをさせれば誰も敵わないチート主人公です。
序盤こそ未熟な面が目立つのですが、プロになってからはドライバーを握ればひと振り300ヤード(場合によっては400ヤード飛びます)、アプローチは風に流されず一切転がらない謎の超技術「棒の球」、パッティングはだいたいストレートでガツン、そんなとんでもないゴルフ技術を持っています。
しかし、このチート主人公な沖田もメジャートーナメントではなかなか勝てません。必ずといっていいほど、沖田かその周囲で不幸な事件が起こり彼の足を引っぱるからです。
沖田圭介に訪れる不幸の数々
一例を上げるとこんな感じ。
沖田圭介に訪れる不幸の一例
- プロテスト中に師匠キャラが病死
- 一緒にラウンドしているゴルファーにアイアンで手を強打される
- すごい有能な美人キャディが事故死
- キャディが雷に打たれる
- 婚約者が地元マフィアにさらわれる
- ベタピンショットが2連続でピンに弾かれる
- トーナメント間際に交通事故に合う
- 嫌味な国会議員が嫌がらせしてくる
ゴルフのラウンド中に球が弾かれてOBならばまだ可愛いものです。練習中、デート中でも不幸がどんどん押し寄せてくる。段々エスカレートしていき、沖田本人だけでなく周囲の人にも命に関わる事故や事件が起きます。
強すぎる主人公に足かせをはめるために引き起こされているのではないかと勘ぐってしまいます。
キャプテン翼の翼君や若林君がそうでしたよね。
どんな状況でも常に前向きにひたむきに球を追う沖田の姿には感じ入るものがないわけではありませんが、それにしてもこの仕打ちはあまりにヒドい。
でも続きを読むのが怖くなっても読み続けてしまう。
沖田はゴルフのラウンド中、常に自問自答し「強い球を打っていきたい」「ストレートに打っていきたい」「雲が○○さんに見えてきた」とか頭の中で常に考えているのですが、そんなひたむきな沖田の姿をずっと見ていたくなる。
不思議な漫画です。
毎回のポエムと読者コメントが面白い
漫画の内容もとても魅力的なのですが、それと同じくらい面白いのが各話の最後にあるポエムとマンガワンの読者コメント。
各話のポエムではだいたい風が吹いてたり、雲が流れてたり、野菊の花が咲いていたりするのですが、沖田がすごいショットを決めて決め顔の次に毎回ポエムが来るのに様式美を感じてしまう。
悪役が「どうせ入りゃしないんだ!!さっさと打っちまいな!!」と叫んだ後にだいたい沖田がビッグショットをうちそのままポエムに入るのが定番の流れ。
時たまに関西弁の親父がポエムってくるのが地味にツボります。
1話読む→ポエムを見る→コメントを見るまでが私の毎朝のルーチンです。
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