川崎市で保育園に入りやすい区、入りにくい区の情報をまとめてみました。
川崎市といえば東京と横浜の中間で細長い形状を持つ政令指定都市。古くから交通の要所として栄えてきました。現代においてもその利便性から東京近郊の主要な住宅地でありながらも、全国有数の工業都市でもあるという特徴ある市です。
なんと政令指定都市20市の中で最も面積が小さいながらも、沖縄県を超える約150万人の人口を持つ人口密度高めな市町村でもあります。さらにその細長い独特な形状故に、川崎駅周辺は県内有数の繁華街、臨海部は工業地帯、内陸部はのどかな田園風景と多様な面を持つ面白さもあり、どこに住むべきか非常に迷う都市です。
今日はそんな川崎市の保育園事情をまとめます。
今回のランキングでは2019年5月7日の川崎市市長記者会見資料の数字を元に算出しました。
川崎市で保育園に入りやすさランキング
- 1位:中原区 入園倍率 0.931
- 2位:多摩区 入園倍率 0.982
- 3位:麻生区 入園倍率 1.007
- 4位:川崎区 入園倍率 1.030
- 5位:宮前区 入園倍率 1.049
- 6位:幸区 入園倍率 1.055
- 7位:高津区 入園倍率 1.061
川崎市は7区なので一気に並べてみました。
1位がまさかの中原区。近年発展が著しい武蔵小杉を抱える事からもっと順位が低いと思っていたのですがその逆の結果。調べたところここ数年で保育園の整備をめちゃくちゃ進めているみたいです。ぱっと見た感じ平成27年以降で20を超える認可保育所が親切されています。令和2年の今年も5つの保育所が新設するみたい。ただ、川崎市の中で待機児童が一番多いのもこの中原区なので、保育所間の人気格差が大きい可能性があります。
2位・3位は川崎市の最も奥にある多摩区と麻生区。隣通しで元は同じくだった区です。のどかな風景を持ちつつ、ベッドタウンとして開発が積極的に行われてきたエリアですね。こちらの2つの区は川崎市の中心部から離れる一方、東京方面への交通の便がいいので東京方面に職場がある方の選択肢として有力なのではと思います。また、多摩区は川崎の中でも教育機関が充実、麻生区は風俗関係のお店がない等、子育て環境としてはとてもいいエリアだと言えます。
4位は川崎区。名前の通り川崎の中心です。繁華街や工業地帯のイメージ通りであまり子育て向きな場所とは思えませんが、京浜東北線による交通の便の良さは魅力的。
5位は宮前区、6位は幸区、7位は高津区という順番で並んでいます。
川崎市で保育園に入りやすい区では、近年発展が著しい中原区、のどかだけど東京と強い繋がりを持つ多摩区と麻生区がいい順位を出す結果となりました。
※入園倍率=保育園利用申請者÷施設定員数で算出してます。
※保育園利用申請者は利用児童、待機児童の和です。川崎市の区毎の保留児童の数を調べても出てこなかったので、この数値を採用しています。
最後に
今回は川崎市の保育園の入りやすさ状況を調べました。
ざっくり分けると、近年発展めざましく保育所増設も盛んな中原区、のどかなベッドタウンの麻生区、川崎の中心川崎区、多摩区、市の真ん中の宮前区、幸区、高津区という順番で入りやすいみたいですね。
ただ、同じ区の中でも人口の密度や保育園の空状況は場所によって異なりますし、住民の年齢層によっても意外と混んでいない区もあリますので、詳細な状況は市の公式ページをご確認ください。
もし興味ありましたら横浜市の状況もどうぞ。
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