三国志の時代、中国の王朝「漢」最後の皇帝 劉協に転生したチンピラが三国志の英雄相手に勢いでぶっこむ歴史系なろう小説。
三国志の英雄にタイマン叩き込む! ~献帝が狂武帝と諡されるまで~の感想と紹介です。
ジャンル・キーワード
歴史
残酷な描写あり、ハードボイルド、IF戦記、時代小説、逆行転生、男主人公、中華、古代、群像劇、三国志、後漢王朝、劉協、献帝、董卓、曹操、ESN大賞
あらすじ
あらすじです。
四百年の長きに渡って、広大な中国を統治した王朝「漢」
引用元:https://ncode.syosetu.com/n1153fo/
その漢王朝に幕を閉じた、最後の皇帝の名を「劉協」
いや、帝位を献じた者という意味を込め、人々は「献帝」と呼んだ。
そして時代は「魏」「呉」「蜀」の「三国志」へと突入し、三匹の龍を争わせる。
ただ、気まぐれな天は、もう一人の龍を転生させてしまった。
名を「狂」。落ちこぼれチンピラの「狂」。
最底辺から最高峰へ。命知らずの帝王に。
もう献帝なんて言わせねぇ。
天上天下俺が独占!!!!!!!!
作品の概要
- 三国志の時代の皇帝に転生した命知らずなチンピラ主人公が三国志の英雄相手に立ち回る
- 馴染み深い英雄からちょっとマイナーな人物までアクが強い三国志の人物を個性的且つ魅力的に表現
- 主人公だけでなく歴史の流れを描くスケールが大きいIF戦記もの
大抵の学校の図書館にもある三国志を舞台に、漢最後の皇帝に転生した現代の最底辺チンピラの活躍を描くIF歴史小説です。
主人公の劉協は、おバカで短気な元チンピラなのですが、チンピラっぽい粗暴さで周囲の三国志の英雄を振り回しまくります。一見すると豪快なだけな人物のように見えますか、自分に優しくしてくれた人を大事にし思いやりを見せるなど、人間味も持ち合わせた魅力ある主人公です。
一見するとコメディテイストなタイトルなのですが内容は重厚。三国志の時代の人物や歴史の流れを作者さん独自の解釈で描き出す内容はとても面白い。
三国志というと横山版三国志や蒼天航路などでキャラクターのイメージを持っている方も多いと思いますがそれとは一味違った人物像も新鮮です。
35話の現在は董卓と連合軍の戦いを中心に話が進んでおり、主人公の出番は少ないですが、今後どういった流れで三国志のIFが展開されていくのか非常に興味深い作品です。