日本どころか世界中で大人気だったディズニー映画「アナと雪の女王」。
その続編の「アナと雪の女王2」が11月22日に公開されましたので見てきました。
感想を一言でいうと「前作のキャラクターや特徴的な部分を継承しつつも新たな要素を追加した意欲作」と行った印象です。バトルあり、笑いあり、歌あり。
かなり面白くて、飽きることなく最後まで見ることができたのですが、ちょっといつものディズニー映画とは色が違うのかな?とも思いました。
感想の都合上、ネタバレも少し含みます。
アナと雪の女王2のあらすじ
なぜ、エルサに力は与えられたのか――。
命がけの妹アナによって、閉ざした心を開き、“触れるものすべてを凍らせてしまう力”をコントロールできるようになったエルサは、雪と氷に覆われたアレンデール王国に温かな陽光を取り戻した。そして再び城門を閉じることはないと約束した。それから3年――。
深い絆で結ばれたアナとエルサの姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を取り戻すかのように、気の置けない仲間たちと平穏で幸せな日々を送っていた。しかしある日、エルサだけが“不思議な歌声”を聴く。その歌声に導かれ、仲間のクリストフやオラフと共に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ“力”の秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かう。果たしてなぜ力はエルサだけに与えられたのか。そして姉妹の知られざる過去の“謎”とは? 旅の終わりに、待ち受けるすべての答えとは――。引用元:アナと雪の女王2 公式HP
アナと雪の女王2の感想
映画を見た感想です。
アナと雪の女王2ではいつものディズニー映画とはちょっと違うかなと思われる箇所が結構ありました。
- いつものディズニー映画とはちょっと違う
- 映像も歌もパワーアップしてる
- シリアスながらも随所で笑いを取りに来る
- オラフの声変わりは全く違和感なし
- エルザがRPG主人公ばりの大活躍
いつものディズニー映画とはちょっと違う
今作を見てはじめに抱いた感想がコレ。
ディズニーといえば大抵登場する悪役=ヴィランズが今作は登場しません。強いて悪役とするならば作中で民族間の対立を作る原因となったアナとエルザの祖父が当たるのでしょうが、既に故人であり直接的な対決は発生しません。
更に今作は群像劇的な印象が強い作品でした。
アナ、エルザ、クリストフ、オラフの4人のキャラクターが楽しく満たされた日々を送りつつも、それぞれの異なる思いを持ち、離れ離れになりながらも、紆余曲折を経て最終的には合流するという流れです。
ディズニー映画では明確なテーマを持って悪と対決するという展開が多いので、少しこの点にも面食らいました。
自分の出生の秘密に立ち向かうエルサ、姉を心配し助けたいエルザ、アナとの関係を一歩勧めたいクリストフ、今のままの日々を続けたいオラフと、短い時間の中で4人それぞれの思いとストーリーを頑張って繋げようとされていました。
映像も歌もパワーアップしてる
突然始まるミュージカルっぽい歌の演出は前作同様、見ていてとても楽しいものでした。
特に気に入ったのはクリストフの歌。他の人の歌はミュージカルなのに一人だけミュージッククリップのような内容です。賛否両論ありそうですが、私は結構好き。
映像に至っては明らかにパワーアップしています。前作の舞台は雪の印象が強く美しい世界でしたが、今作では街、雪景色、森、海の中と様々な情景が、より美しく、より細やかな映像で表現されています。
シリアスながらも随所で笑いを取りに来る
ストーリーは基本的にシリアス展開なんですけど、所々で笑いを取りに来ます。特に、クリストフとオラフに関係するシーンでその傾向が顕著。
アナに結婚を申し込もうとするもなかなかうまく行かないクリストフはまさにラブコメ的展開。他のみんながシリアスな中、一人だけ浮ついていてコレいかに。
オラフの声変わりは全く違和感なし
ある意味不安だったオラフの声優さんの変更は全く違和感ありませんでした。というか変わったのに気づかないレベル。ソムリエ的な人なら気づくのかもしれませんが、凡人の私は全く違いがわからない。プロってすごいですね。
エルザがRPG主人公並の大活躍
クリストフとオラフがお笑い的な役割を持つ一方、アナとエルサがシリアス担当。特にエルザはRPGやバトルものの主人公めいた活躍をします。
- 謎の声が聞こえたので歌で返す
- 冒険に出たいと歌いだす
- 旅の途中出会った精霊とバトル(計3回)
- 最終決戦に一人で旅立つ
- 海を走って渡ろうとする
- 古代のダンジョン?で横スクロールアクション
- 自分の出生の秘密を知り更なる覚醒(お色直しあり)
- アレンデールを襲った津波を止める
いやホントにすごかった。
暴れてる精霊と出会う度に問答無用で氷で攻撃し始めるし、海を走って渡ろうとするしと大活躍。もともと引きこもりで体が弱い感じだと思っていたのですが今作ではかなり脳筋。
極めつけはエルサファイナルフォーム(?)。白い衣装で髪をおろし水でできた馬にまたがった姿はもはや別人。津波に襲われたアレンデールの前に颯爽と現れるその姿は神々しさすらまとっていました。
アナと雪の女王2はかなりおすすめ
アナと雪の女王2はいつもとちょっと違ったディズニー映画といった感想です。
かなり複雑な作品ではありますが、笑える部分はしっかりあり、前作の特徴やキャラクターの面白い部分もそのまま引き継がれています。お子様や前作が好きだった人も楽しめるのではないでしょうか。歌も楽しく映像もとてもきれい。
とても面白い映画なのでおすすめです。