WordPressでブログを初めた初心者ブロガーが必ず通る道。
「Wordpressのテーマって何を使えばいいの?」
私もその道を当然通りました。
WordPressの管理画面からテーマを検索してみるも、実に10000近い数のテーマがあるようです。それだけあれば優れたものも、劣ったものもあるでしょう。せっかくブログを始めるのであればより優れたテーマを選びたいものです。
とりあえず検索しておすすめのテーマを探してみるも正直よく分からん。
多機能、おしゃれ、SEOに強い、動作が軽いなど、それぞれのテーマは個性があるみたいですが、使ってみなければほんとのところ使い勝手は分からんわけで…
そんなわけで、他のブログでよくおすすめされている4つのテーマを使ってみましたので感想を書いていきます。
Cocoon -便利で使いやすい-

まずは私が最初に試してみたテーマ「Cocoon」です。
テーマの製作者わいひらさんは「Simplicity」という有名テーマの製作者でもあるのですが、そのテーマへの多数の問い合わせやトピックを参考にし制作されたテーマとのことです。
検索で調べた限り、無料テーマではこのCocoonと後述するLuxeritasの2強でした。多機能のCocoon、速さのLuxeritas。
とにかく便利との評判を聞き試して見ました。結論からいうとめちゃくちゃ便利。
Cocoonのここがすごい!!
まずは使ってみてよかった点です。
とにかく多機能
Cocoonの特徴は多機能性です。SEO、レスポンシブ対応、収益化、SNSボタン、定型文機能、吹き出しやマーカーでの記事の装飾などあまりにも多くの機能が盛り込まれています。
ぶっちゃけ私にはよく分かりませんでした(笑)
だから機能の半分も使いこなせていなかったんじゃないかなと思います。
でも、マーカーやボックス、吹き出しが最初から使えるのはこのテーマだけだったということを気づいた時、私の中でこのテーマの価値が爆上がりしました。
他のテーマの場合、この辺もCSSをいじって自分でなんとかする必要があります。
今はネットで探せば大抵のコードは出てくるんでそんなに大したことでは無いのですが、それでもこのあたりを最初からサポートしてくれるのはとても素敵。
デザインを簡単に切り替えれるスキン機能
デザインを簡単に切り替えられるスキン機能も魅力的です。
Cocoonのデフォルトはかなりシンプルな作りなんですが、スキンを切り替えることでいろいろなデザインをお試しすることができます。
スキン切り替えて遊んでたら記事が書けず夜が明けたなんて日もありました。
カスタマイズ、問題解決が簡単
利用者が多いテーマなので検索でカスタマイズ方法やトラブルの解決法が得られやすいという点もとても良い点でした。
製作者のわいひらさんはサポートの点でも非常に精力的に活動されていて、問題解決用のフォーラムも運用されています。
なのでCocoonを利用している限り困っても袋小路に陥る可能性は低いでしょうね。
Cocoonのここがちょっと・・・
使ってみてあれ?と思った点です。
多機能過ぎてダメになりそう
はい、機能が多すぎて使いこなせませんでした。
Cocoonは非常に細部まで気を使われていて様々な機能が盛り込まれています。記事装飾用のボックスですら何種類もありとても使いこなせる気がしません。機能が多すぎて何をすればいいんだろう・・・状態になってました。
むしろ私がしなければならない作業をテーマがほとんどやってくれているこの状況になんだか申し訳ない気分になってしまいました。
ページの表示速度がちょっと遅いかも
他のテーマを使ったときよりもページの表示速度が少し遅いかなと感じたので、試しにGoogleさんのツールで計測してみました。
私の場合、モバイル版で29、PC版で78ぐらい。他のテーマで計測してみてもやっぱりCocoonを使っているとちょっと遅い…
ライオン系はモバイルが60-70、Luxeritasでは99。
Cocoonのまとめ
テーマだけで大抵のことはできる万能テーマでした。
記事を書くことに集中したい、便利なテーマを使いたい、という人には最適なテーマじゃないかなというのが感想です。
Cocoon=テーマだけで大抵のことはできる万能テーマ!!
- とにかく多機能でSEO対応、スマホ対応、広告配置、投稿の装飾まで何でも揃う。
- デザイン面もスキン機能で手軽に変更できる。
- 利用者多数でカスタマイズ情報が入手しやすい。製作者によるフォーラムもある。
外部リンクCocoonのダウンロードはこちら
ライオンブログ/メディア -とってもおしゃれ-

お次はライオンブログ、ライオンメディアです。
ちなみにライオンブログとライオンメディアで別々のテーマとしてありますが、製作者や基本の考え方は同じなので好みで選んでいいそうです。
こちらはWEB製作事務所FITが作られたテーマで、55種類の機能が標準で備えられてAMP対応・SEO最適化取られているそうです。
ライオンブログ/メディアのここがすごい!!
使ってみてよかった点です。
インストールするだけでオサレブログに
このテーマ、めちゃくちゃおされです。試しにインストールしてみてください。
私は初めてテーマ変更した時、Cocoonのシンプルな作りになれていたので、びっくりしました。とりあえず試しにいれてみるだけでも衝撃を受けるはずです。
ブログとメディア、2つの顔を選べる
このテーマはライオンブログとライオンメディアの2つがあります。使ってみても違いはよく分からなかったのですが、デザインで違うところが何点かありました。
ライオンブログはTOPページがいかにもブログなデザイン、ライオンメディアはカード型なところや、記事ページでのアイキャッチの扱い方です。
「ブロガーならブログかな?」と思われるかもしれませんが好みで選んでも問題なさそうでした。
有料テーマ「The THOR」の存在
このテーマはWEB製作事務所が作られたので、その上位版として有料テーマThe THORがあります。
「今は無料テーマだけどいつかは有料テーマで…」、「有料テーマのThe THORが気になってる」なんて方にはお試しとしてライオンブログ/メディアを使ってみるのもいいかもしれません。
機能や細部は違うのでしょうが、同一の会社が作られたテーマなので、通じるところは多いでしょう。むしろそういう目的で作られたテーマなのかもしれません。
ライオンブログ/メディアのここがちょっと・・・
使ってみてあれ?と思った点です。
最新エディタ「Gutenberg」だと装飾が使いにくい・・・
ライオンメディアをインストールして記事を書いていたときのことです。
「あれ?テーマに最初から入っているボックスやマーカーが使えない?」という状態に陥りました。
調べてみると、Wordpressは18年12月からエディタがGutenbergというバージョンに変更となり、記事の書き方が大幅に変更になったようです。
その結果、ライオンメディアとライオンブログの場合、テーマ備え付けの装飾を使うには、Gutenbergに備え付けられているクラシックエディタ機能を使うか、PluginでClassic Editorを入れるかしか無い状況になっているみたいです。
私は6月からWordpressを使い始めたのでこんなことは全く気づかず。
今後のバージョンアップで改善される可能性はありますが、せっかく今のエディタに慣れてきたので、いまさらクラシックタイプのエディタを使うのはおっくうでした。
ライオンブログ/メディアのまとめ
入れただけでオサレブログが出来上がるオサレテーマでした。
デザインに時間を書けたくない、センスに自信が無いけどおしゃれにしたい、有料テーマThe THORが気になっているという方にはいいテーマではないかと思います。
ライオンブログ/メディアの特徴・感想
テーマを入れるだけでオサレブログ!!
- WEB製作事務所が手がけた機能性十分なテーマ。
- デザイン面が素晴らしく、入れただけでオサレブログの仲間入り。
- WordPressの最新エディタだとテーマの装飾が使いにくい。
ライオンブログのダウンロードはこちら
ライオンメディアのダウンロードはこちら
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Luxeritas -爆速、シンプル-
国内最強ともいわれる無料テーマLuxeritas。
わたしもいろいろさまよった結果、このテーマを今は使ってます。
調べれば調べるほど、速さとSEOにかける作者さんのこだわりをめちゃくちゃ感じます。正直、作者さんや他の開設ブログを見ても内容が専門的で理解しきれていない部分が多いんですけど。
テーマページの開発ポリシーや機能の紹介を見ると楽しいです。
Luxeritasのここがすごい!!
使ってみて良かった点です。
とにかく早い!!めちゃくちゃ早い!!
まじで早い。他のテーマより体感で1秒ぐらい表示が早い気がする。とにかくスマホでの影響が顕著。
Googleさんによるとページを開く速度が1秒遅いだけでも離脱率は上がるらしいから、この速さは割と重要だと思う。
他のテーマだと初期状態でも60-70程度だったPagespeed Insightsでモバイル99点が出るという結果。なんとなく速さのスペックが気になるという人は無条件でこれを使えばいいと思う。
今はCSSとかアドセンス広告とか追加して最初の速度はでなくなったけど、それでもこの速さ。Cocoonだと29、ライオンさんだと60ぐらいでした。

Cocoonに匹敵する多機能
こちらのテーマも高機能で溢れています。はいまた使いこなせないパターン。
多彩な管理画面でのカスタマイズ、定型文やショートコード機能、吹き出し、子テーマ編集エディタ、自由なレイアウト、グローバルナビの位置などなど。
ただ、Cocoonは初めて触る人でも使おうと思えば使える機能が多かったのですが、Luxeritasでは多少のカスタマイズや操作が必要な機能が多いようです。どちらかというと、テーマを使う人が簡単にカスタマイズできるような作業箇所や画面を準備しているイメージ。
最初はちょっと辛いけど、慣れたらこちらのほうが自由度が高いのではと感じてます。
管理画面でカスタマイズできる内容は 約64種 550項目。
引用元:https://thk.kanzae.net/wp/
投稿画面からボタン押下で簡単に挿入できる定型文・ショートコード登録機能。
投稿画面からボタン押下で簡単に挿入できるブログカード機能。
ショートコード登録機能のサンプルとしてシンタックスハイライターや吹き出しなどを用意。
高機能エディタによる子テーマ編集機能付き。
テンプレートごとに 1~3 カラムが選べる自由なレイアウト。
テンプレートごとにグリッドの見た目を変えられるグリッドレイアウト。
サイドバーを2つ脇に寄せた特殊3カラムにも対応。
記事一覧の記事単位による分離・結合。サイドバーの項目ごとによる分離・結合など自由なデザイン。
コンテンツ・サイドバーの分離・結合も可能。
グローバルナビのデザインや配置も変更可能。ヘッダー上のメニューの表示有無やデザインも自由自在。
ページャー、LazyLoad、画像ギャラリーなども、プラグインなしで使用可能。
カスタマイズしたデザインは、インライン CSS よりも CSS ファイルに書くべきものについては、自動的に CSS ファイルの方に埋め込まれるため、高速化に対する影響や無駄のない設計。
Luxeritasのここがちょっと・・・
使ってみてあれ?と思ったところです。
デザインが極めてシンプル
とにかくデザインはシンプル。テーマを入れただけの状態はめちゃくちゃシンプルです。
このシンプルさを見て、自由にカスタマイズできると考えるか、カスタマイズ大変そうと思うかは皆様の個性次第です。
私は大変そうだなあでした。
とはいえ複数のデザインファイルが用意されていますのでそれを入れるだけでもかなりオサレな感じなります。
他のテーマよりテーマエディタ触れる機会多めかも
先程のシンプルが故にかもしれませんが、カスタマイズでCSSを触る機会が結構多かったです。デザインの設定や記事装飾用のボックスの設定で3時間ぐらいCSSファイルと管理画面を行き来しました。
最初のうちは泣きそうでした。
慣れたらなんてこと無いのですが、HTMLとか初めて触る人やプログラミングやりたく無いって人には最初のハードルが高そうです。
実際、今の時代はCSSのサンプルが検索でたくさん見つかるので、そんなに苦労は無いんですけどね。
Luxeritasのまとめ
とにかく早くて自由度が高いテーマでした。
早いのがいい、SEO対策優先、自由なカスタマイズしたいという人にはおすすめできるテーマではないかと思いました。
Luxeritasの特徴・感想
めちゃくちゃ早い!!シンプル故に自由にできるこだわりテーマ!!
- とにかく早い!!めちゃくちゃ早い!!速さを追求する人向け。
- Cocoonに匹敵する多機能。ちょっと手を入れればすごく便利に。
- 開発者さんのブログがとても勉強になる。面白い。
今回使ってみたテーマの評価
今回使ってみたテーマを順位づけするとこんな感じ。
まだいろいろなテーマに目移りしながらも、しばらくはLuxeritasを使って行こうと思います。
速さと多機能、開発者さんのこだわりが感じられる点が魅力でした。
Cocoon | ライオンブログ ライオンメディア | Luxeritas | |
表示の速さ | 3位 | 2位 | 1位 |
機能の多さ | 1位 | 3位 | 2位 |
記事の装飾 | 1位 | 3位 | 2位 |
カスタマイズ性 | 2位 | 3位 | 1位 |
使いやすさ | 1位 | 3位 | 2位 |
総合評価 | 2位 | 3位 | 1位 |