影が薄い冒険家が有名になりたくて頑張るローファンタジーダンジョンもの。冒険家になろう! ~スキルボードでダンジョン攻略~の感想と紹介です。
作品の概要
作品の概要です。
ジャンル・キーワード
ローファンタジー
R15、残酷な描写あり、冒険 チート、スキルツリー、ダンジョン、現実世界、迷宮、そのうち最強、災害、テイム、変態、ネット小説大賞六
あらすじ
あらすじです。
[ads]存在感の薄い冒険家、空星晴輝が札幌の『ちかほ』に出来たダンジョンから帰宅すると、家の車庫がダンジョンに変化していた。
ダンジョンの入り口に、石板のようなものを発見。
もしかしてこれは、スキルボードか?晴輝はスキルボードを用いてダンジョンへ。
ボードを駆使し、いずれランカーになって目立つ存在になる!
――はずが、何故か仮面を被りジャガイモを背負った不審者に?!果たして彼は『マトモ』な人物としてダンジョンを攻略出来るのか?
引用元:https://ncode.syosetu.com/n8618ef/
感想・紹介
影が薄い冒険家の主人公が有名になるためにダンジョンに挑むローファンタジーもの。
チートを得て驚異的なスピードで成長する主人公、それを囲む個性的な登場人物、進む毎に謎が解明されていくダンジョンとまさに王道的ローファンタジーダンジョンものな作品です。
主人公はすごいスピードで成長するけど…
主人公は入手したチート:スキルボードを活用することで急成長を遂げます。
いつかは上級冒険家になって、有名になり目立ち、生来の影の薄さを克服することが主人公の目標。
しかし、どんなに成長しても影の薄さが一向に解決されないのが笑いを誘います。
目立つために主人公いろいろしても常に悪い方向にお話は進み、呪われてそうな怪しい仮面を身につける、背中に仲間の魔物を背負う、魔物をお腹に乗せるなどなどの数々の奇行をとります。
その結果、主人公は北海道で知らぬものは無い謎の仮面冒険家「仮面さん」となるのですが、冒険家としてではなく、むしろ魔物扱い。
ある意味、「泣く子はいねがー」のなまはげ扱い。
まさに色物主人公。
なろう主人公は目立ちたくないと言いつつ、やたらと目立つ行動を取り、「本当に目立ちたくないと思ってんの?」みたいな作品も多いですが、この作品はその全く逆。
目立ちたくて頑張るけど、何をやっても目立てない、そんな変わり種な主人公が魅力抜群です。
作者さんの北海道愛を感じる
この作品で主人公の特殊さの次に目を引くのが作者さんの北海道愛。
作品の舞台は、世界中にダンジョンが出現した後の北海道なのですが、ちょくちょくご当地ネタを挟んできます。
ダンジョンで特産品である食料が取れるのには一本取られました。
じゃがいも、玉ねぎ、ごっこなど北海道のご当地グルメが目白押しです。
そして食材を入手した後の食事シーンもとても美味しそうで、文字だけなのに自分も食べたくなっちゃいます。
- まさに王道ローファンタジーダンジョンもの
- 目立ちたくても目立てない主人公の奇行に注目
- ちょくちょく挟まれる北海道ネタに作者さんの郷土愛を感じる
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